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100均グッズでフィラメントの湿気対策してみた【3Dプリンター】

f:id:ijigen_net:20210712161813j:plain その時、私は出会ってしまったのだ。「食品圧縮袋」「乾燥剤」「手動ポンプ」と… 100円ショップで。

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圧縮袋を使ったフィラメントの湿気対策

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ある日、ふらりと100円ショップ「Seria(セリア)」に寄った。
おや…「食品圧縮袋」と「乾燥剤(シリカゲル)」と「手動ポンプ」…最近はこんなものまで100円で売っているのか…
もしかして…これらを使えば…
"あれ"の湿気対策が出来るのでは?

 

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"あれ"とは、3Dプリンターのフィラメントのことである。
フィラメントは、実は湿気に弱い。特にTPUのフィラメントは、湿気を吸ってしまうとまともなプリントすら出来ない。
保管には湿気対策が必要なのだ。

世の中には、フィラメント用にわざわざ防湿庫を買う人もいるようだ。 
しかし防湿庫はでかいし、高い…
簡易的な方法だと、ジップロックにシリカゲルを入れる方法もある。 

 この方法でも充分乾燥した状態を保つことができる。
しかし私は…
買いたてのフィラメントのような保存がした〜い
と常々…いや、たまに考えていたのだ。

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買いたてのフィラメントはこんな感じで、いわゆる「真空パック」されている。
今回見つけた100円グッズを使えば、この状態に近い保管が出来るのでは?と考えた。

実際にやってみよう

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まずは圧縮袋から

 

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サイズは、およそ34cm x 30cmとのこと。
25cmの一般的なサイズのフィラメントならば、入れることが出来そうだ。
ちなみに、ダイソーにも食品圧縮袋は販売されていた。
しかし、サイズがSeria(セリア)で販売されていたものよりも少し小さかった。

 

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台紙には「スライダー」というものが付いている。
間違えて捨てないよう、注意が必要だ。

 

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これは、封をするときに使用する。

 

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袋は2枚入り。思っていたよりも厚手でしっかりした袋だ。

 

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ブルーの部分が「弁」になっている模様。
これ考えた人すごい。

 

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チャックは、密封性の高い「二重」のチャックになっている。

 

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フィラメントは無事に入った。
なお、フィラメントのサイズはメーカーによって異なる。事前にサイズを計測してから袋を選ぼう。

 

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袋に入れると、こんな感じ。ちょうど良いサイズ感だ。
ちなみに今回入れたフィラメントは、PxmalionのPLA 1kg (白)

 乾燥剤を入れる

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次に乾燥剤(シリカゲル)を袋に入れていく。

 

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湿気を吸わなくなったら、レンジで再生出来るタイプ。お得。

乾燥剤はダイソーの方が大容量

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なお、ダイソーにも同様のタイプの乾燥剤は売っていた。しかも、こっちの方が大容量。

 

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乾燥剤を買うなら、ダイソーの方がお得かも…?

 

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気を取り直して乾燥剤を取り出し、袋に入れていく。

 

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乾燥剤も100円なので、気軽に使える。

 

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しっかりと封をする。

 

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台紙に付いていたスライダーを使い、しごくように仕上げの封をする。

 

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少しでも隙間があると、そこから空気が入ってしまう。

ポンプで空気を抜こう。

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最後に、ポンプで袋の中の空気を抜いていく。

 

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こちらもSeria(セリア)で購入。
ダイソーでもポンプは販売されていたが、圧縮袋と「セット売り」のものしかなかった。
しかもセットは300円+税。

 

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ポンプの先端を、圧縮袋の「弁」の部分に当てる。

 

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垂直に、ほどほどの強さで押し当てる。

 

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シュポシュポと空気を抜いていく。
強く押し当てすぎると空気が上手く抜けない。絶妙な力加減が求められる。

 

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オラオラオラ

 

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スプールが歪んだり、袋が痛まない程度のところでストップ。
最後に、弁の部分に指を押し当て、弁の蓋をする。

 

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これで完了だ。

 

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ぱっつぱつで良い感じ。

 

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検証として、湿度計も一緒に入れてみた。
現在、梅雨の真っ最中。部屋の湿度は80%を超える。
パック内の湿度は、50%程度。
ここからさらに湿度は下がるのだろうか。また、空気が抜けた状態をキープ出来るのだろうか

次の日

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空気が抜けた状態を、無事にキープ出来ている。

 

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パック内の湿度は32%まで下がっていた。
乾燥剤を増量すれば、もっと低い湿度を実現できそう。
(※その後じわじわと湿度は下がっていき、パック内の湿度は30%以下になった。)

 

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結果が良い感じだったので、他のフィラメントも同様の方法でパックしてみた。
この方法ならば、場所も取らないし、低コストで済む。

後日談

 後日インターネットで調べてみたら、似たような専用品が販売されているのを見つけた。
しかし、少々お値段が張るので、私は百均で良いかなぁ…

 

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