美しい大気が簡単に作れるBlenderアドオン!今後の進化も楽しみ(∩´∀`)∩
- Physical Starlight And Atmosphere
- 入手先
- 気になる価格
- 使い方
- 公式のドキュメントページも要チェック
- 4つのプリセット
- 大気をいじくってみる
- 雲は(まだ)作れない
- アドオンが無くてもBlender標準の機能で大気は作れるよ。
Physical Starlight And Atmosphere
美しい大気を、簡単に作り出せるというアドオン「Physical Starlight And Atmosphere」を導入したので、せっかくなのでレビュー記事と動画を作成することにしました。
この画像も、実際に「Physical Starlight And Atmosphere」を使用して作成しています。
美しい…。
入手先
「Physical Starlight And Atmosphere」は、Blender Marketにて有償配布されていました。
気になる価格
お値段は、撮影時で58ドルでした。Blenderアドオンの中では高価な部類かな…?
高価格帯のアドオンは、季節のセールやブラックフライデーセールなどのセールを狙うとお得です。
使い方
「Physical Starlight And Atmosphere」をインストールすると、このようなパネルが使えるようになります。
パネルの中のチェックボックスにチェックを入れるだけで…
「Physical Starlight And Atmosphere」は適用されます。簡単!
しかし、表示がレンダープレビューに変更しないと、大気の状態を確認できません。
ビューポートの表示を、レンダープレビューに変更すると…
カチッ
大気が確認できるようになりました。
公式のドキュメントページも要チェック
公式のドキュメントページも、きちんと作られていました。
こちらも要チェックです。
4つのプリセット
Earth
「Physical Starlight And Atmosphere」には、4つのプリセットが備わっていました。
1つ目は、デフォルトのプリセットである「Earth」
地球をイメージした大気です。
Mars
2つ目のプリセットは、「Mars」
火星をイメージしたプリセットです。
Nishita
3つ目のプリセット「Nishita」
Retrowave
4つ目のプリセット「Retrowave」
「Physical Starlight And Atmosphere」は、独特な世界観も表現できるようです。
大気をいじくってみる
色を変えてみる
「Physical Starlight And Atmosphere」の大気の色は、自分で設定することが出来ました。
非現実的な大気も作り出すことが出来るようです。
太陽を動かしてみる
太陽の位置も調整可能でした。
パネルの中の「Azimuth」の値を変更すると…
太陽の方角が変わりました。
Elevationの値を変更すると…
太陽の高さが変わっていきます。
空の色も太陽の位置に連動して変化していきます。
太陽の大きさを変えてみる
太陽のサイズも調整可能です。
現実世界で、太陽がこんなに近付いてしまったら、人類は生き残っていないでしょうけれど…(;'∀')
星も調整可能
星の明るさや、量も調整が可能でした。
星は、均一に散らばってしまっているので、もうすこしリアリティが欲しいところ…。
雲は(まだ)作れない
このアドオンの最大の欠点は、「雲」が作れないところです。
正確に言うと「まだ」作れません。
販売ページの「Upcoming work」の項目によると、雲を作成する機能は現在開発中で、今後追加される予定とのことです。
※アップデートが行われ、Ver1.4betaから雲の作成が可能になったようです。こちらも記事にしましたので、良かったら見てみてね↓
また、月や天体も追加予定みたい…これからの進化が楽しみ…!
アドオンが無くてもBlender標準の機能で大気は作れるよ。
ちなみに、「Physical Starlight And Atmosphere」を使わなくても、大気を作成することは可能です。
SkyTextureというNodeを使うだけ。けれど、いまいちリアリティに欠ける…(;´・ω・)
画像はSkyTextureの「Preetham」
うーん…
画像はSkyTextureの「Hosek/Wilkie」
Cyclesであれば、リアルな大気「Nishita」を使用可能なのですが…
EEVEEではSkyTexture「Nishita」を使うことが出来ませんでした。
残念…
「Physical Starlight And Atmosphere」の場合は、CyclesでもEEVEEでも使えます。これはポイント高い。
ちなみに、Blenderに標準搭載されているアドオン「Dynamic Sky」はこんな感じです。
【Blenderアドオン特集4】空を簡単に作る方法【Blender2.8講座】
「Dynamic Sky」はBlenderに最初から内蔵されているうえに、雲も作れちゃうのはポイント高いのですが、リアルさがもう少しほしいところです。
というわけで、今回は簡単に美しい空を作れるアドオン 「Physical Starlight And Atmosphere」を使ってみました!