この記事は後編です( ´∀`)
※この記事は以下の記事のつづきです。
以前のGoProと比較してみよう!
せっかくなので、以前のバージョンのGoProと比較したいですよね!
とはいえ、私の家にはGoPro HERO10なんて素敵なものはありません…
あるのはこの…謎のベタベタがこびりついている、薄汚れたGoPro HD HERO Originalだけ…!
みなさんは、このGoProを見たことありますか?
2010年に発売されたHD HERO Originalです。初代HEROだとか、HERO1だとか呼ばれていたりします。
このHD HERO Originalの次がHD HERO2、次がHD HERO3…と続いて行って…このGoPro HERO11に至るわけです。
ちなみに、このHD HERO Originalより以前には、デジタルヒーローという機種や
デジタルではなくフィルムのGoProもあったようです。
GoProの歴史は、こちらのタジマモーターさんの記事が面白いのでオススメです。
https://www.tajima-motor.com/gopro/history/
並べてみてみる
10年以上前の機種なので、まともな比較になるのか分かりませんが、並べてみてみましょう。
真面目な比較というよりも、GoProも10年以上の年月で、こんなに進化したんだなぁ。と、ゆるい感じで見ていこうと思います。
底面
底の部分はこんな感じ。
新しいGoProは、底に折りたたみ式のマウントフィンガーが付いていて、直接アクセサリーを付けられるようになっています。
これはHERO 8あたりから導入されたようです。めちゃくちゃ便利ですよね。
昔のGoProは底にマウントが付いていないので、こういうケースに入れないとアクセサリーが付けられません。
また、HD HEROは防水ケースに入れないと耐水性が全くありません。
最近のGoProは、ケースに入れなくてもある程度防水性がありますから、進化しましたよね。(※ただし、流石に専用ケースの方が耐水性能は上)
背面
背面はこんな感じ。昔のHD HEROに、タッチ式の液晶なんてものはありません。
何が写っているかも分かりません。
一応、別売で外付け式のディスプレイが売られていたようですが…
嵩張りますし、当時、約一万円程度で売られていたようです。
側面
横から見るとこんな感じです。厚さはあまり変わっていませんね。
ただし昔のGoProはレンズが剥き出しのまま飛び出ているので
レンズが破損しやすい設計でした。
最近のGoProは、交換式のレンズカバーが付いています。
これはHERO5あたりからですかね?
ちなみに、昔のHD HEROはmicroSDではなく、通常サイズのでかいSDカードでした。
microSDになったのはHD HERO3からのようですね。
上面
上面はこんな感じ。こちらはあまり変わりませんね!
バッテリー
(HD HERO オリジナルの)バッテリーはこんな感じです。
このころから、小型で交換式のバッテリーですね。
電圧は、最近のバッテリーは3.85ボルトですが、昔は3.7ボルトのようです。
微妙に電圧が上がっていますね。(低気温対策でしょうか…?)
容量も、最近のEnduroバッテリーのほうが増えています。
消費電力が増えているんでしょうね。
ディスプレイ
前面はこんな感じ。最近のGoProは前面にフルカラー液晶が付いていて、自撮りもしやすいようです。
昔のGoProにも、前面にちっちゃーい液晶が付いていますが、これは最近のGoProの液晶とは全くレベルの違う代物です。
このLCDは、わずかな文字とわずかなアイコンしか表示できないのです。
昔のGoProは背面にディスプレイがありませんから、ここに表示されるわずかな情報だけで、設定をしていかないといけません。
しかもボタンは2つだけ。操作は難解で、はっきり言って地獄です。
私が買った時には、こういう説明書が付いてきました。操作が難解すぎて、GoProを使う時には、毎回この説明書を見ながらじゃないと、設定が出来ませんでした。
この操作の難解さが、当時一番キツかったですかねぇ…。
重さを測ってみよう
重さを測ってみましょう。新しいGoPro HERO11は、約154g(154.2g)でした。
もってみた印象としても、ズシリと重みを感じます。
昔のGoPro HD HEROはどうでしょう。
約99g(98.6g)でした。こうやって見ると、約1.5倍重くなっているように思えますね。
しかし、昔のGoProは、ケースに入れないとマウントが使えませんし、防水性もありません。
純正のケースに入れた状態で重さを測ってみると、約170g(170.3g)でした。
こうやってみると、最近のGoProは単純に重くなったとは言いにくいですね。
価格について
価格に関していうと、昔のGoPro HD HEROは発売当初の価格で、約3万円程度で売られていたようです。
ディスプレイやなんかが無い分、安いですね。
アメリカだとさらに安かったようで、当時は「最悪壊れても良いカメラ」…みたいな扱いでした。
今のGoProは値段がだいぶ上がっているので、「最悪壊れても良い」なんて到底考えられないですね…(;´∀`)
では、実際に動画を撮ってみましょう。
今回は昔のHD HEROに合わせて、Full HDサイズで撮影してみました。
実際に動画を撮ってみた
撮影場所は、私の人生で最も縁遠い街、銀座に行ってきました。
これが昔のGoProで撮影した映像(のスクショ)です。
※この辺りは静止画だと伝わらないと思うので、動画で見ることをオススメします。
もうガッタンガッタン揺れていますね!( ;´∀`)
HD HEROにはハイパースムースのような手ぶれ補正がありません。揺られるがままです。
また、シャッタースピードやISOなどの細かい設定が出来ません。
ザックリとした設定しか出来ず、あとはカメラにお任せすることになります。
一方、こちらが最近のGoPro HERO 11で撮影した映像(のスクショ)です。
動画サイズは、HD HEROに合わせて Full HDサイズ(1920x1080px)で撮影しています。
もう笑っちゃうくらい別物ですね。
ハイパースムースや水平ロックがいかに強力か感じられます。
また、シャッタースピードやISO値なども細かく設定出来ますし、どんな動画が撮れているか、すぐに液晶パネルで確認出来るのも嬉しいですね。
昔のGoProは、どんな映像が撮れているか、液晶がついていないため、ちゃんと意図した通りに撮れているかわかりません。
こういった操作性の向上は大きいです。
ちなみに最近のGoProは、水平ロック機能をオフにすると、より広い視野で撮影ができます。
水平ロック機能は便利なのですが、視野角とフレームレートに制限が出るので、悩ましいところです。
試しに、最近のGoProの手ぶれ補正を全部オフにして撮影してみました。
やっぱり最近のGoProでも手ぶれ補正が無いとガックンガックンに撮れます。
ただ、手ブレはしていますが、より鮮明な映像で撮れています。
夜はどうでしょう?
昔のGoProは…お察しの通りといった結果です。
なんだか一周まわって味がある感じですね。まるで平成に撮影したような雰囲気が漂っています。
最近のGoProだとしても、暗所はまだまだキツい印象です。
設定をちょっとでもしくじると、残念な結果になります。
シャッタースピードやISOを、「自動」の設定ではなく、その環境に合わせて上手く設定してあげると、だいぶ良い感じになります。
なので、暗所はまだまだシビア…という印象ですね。全部自動で良い感じに撮って欲しい。というのが理想ではあります。
そして、物理的な手振れ補正であるジンバルが欲しくなります。(物欲)
GoPro HERO11を使ってみて思ったこと
ちなみにGoPro HERO11を実際使ってみた印象として、巷で言われている通り電力消費はかなり激しいです。
使っているとバッテリーがガンガン減っていくので、予備のバッテリーや外部のバッテリーは必須だと感じました。
撮影に使う電力に加えて、液晶や手ぶれ補正のようなソフトウェア処理が、電力を食っているのでしょうか?
また、GoPro HERO11で一番気になったところは熱暴走です。
気温24度前後の室内で、2.7K、FPS50で撮影してみたところ、約52分で止まってしまいました。
52分も撮れるなら良いじゃないか!と思うかもしれませんが、室内で24度というのは、めちゃくちゃぬるい環境です。
より暑い環境になると、もっと短くなりますし、さらに高画質、高フレームレートに設定すると更に短くなります。
GoProは、長時間撮影で使いたい!というニーズが多いと思うので、これはどうにかしてほしいところです。
せっかく4Kを超える高画質撮影が出来るのに、長時間撮影するときは1080pの画質で撮ることになってしまいます。
というわけで、今回のまとめです。よく進化していないと言われているGoPro…
長い目で見るとめっちゃ進化していた!
セットアップの工程の多さ、ユーザーインターフェース、バッテリーと熱暴走に関しては早く改善してくれ〜!そんな感じです。
そんなところで、今回の比較とレビューは終わりたいと思います。
最後にちょっぴり宣伝ですが、最近pixivFANBOXを始めました。
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