ijigen.net

ijigenのデジタルものづくりブログ

【ショック】セールで売られていた激安ゲーミングノートパソコンを買ってみたら…【MSI Thin GF63 12UCX 9250JPレビュー/RTX2050/intel i5】

なんてこった…( ;∀;)

youtu.be本記事のYouTube版はこちら

激安ゲーミングノートパソコンを買っちまったぞ

79,800円という驚きの価格でゲーミングノートパソコンが売られていたので、買ってみました。
価格だけ見ると、怪しいメーカーなんじゃない?怪しいところで買ったんじゃない?と思うかもしれませんが、マザーボードで高いシェアを持つMSIさんのゲーミングノートです。

 

購入したところも、パソコン業界では有名なツクモさんです。もともと安いモデルだったようですが、冬のキャンペーンとやらで更に安くなっていました。

※価格や在庫状況は撮影時のものです。

スペックを見てみると、8コア12スレッド、最大4.4GHzの12世代i5、RTX2050、メモリ16GB、512GBのSSD、15.6インチのディスプレイ…と、なかなか侮れないスぺックです。

 

ちなみにRTX2050は、二千番台の名前が付いていますが、2022年発売の比較的新しいGPUでした。RTX3050の、下あたりに位置するGPUのようです。

 

なお、SSDが512GBしかないのですが、空きスロットがひとつあるらしいので、足りなくなったら足す予定です。

なお、ストレージを増設する際は、MSI公認サポート店にお願いするかたちになるようです。

私は保証をぶっちぎって、自分でやろうと思っていますが…(推奨はしません。)

 

ちなみにこのシリーズは微妙にスペックの違うモデルがたくさんあり、価格も異なるようです。

たとえばアマゾンだと、同じThin GF63でも、少しスペックの違うモデルが販売されています。

 

高スペックのモデルは、見た目が同じでも、さらに値段が上がります。

開封

気を取り直して、さっそく開封していきましょう。

 

箱を開けると、「TRUE GAMING」の文字…なんだか「初カキコ…ども…」を彷彿とさせるワードが書いてありました。

dic.nicovideo.jp

よく見ると、箱にも「PREMIUM」やら「INNOVATIVE」といった謎の英語が並んでいます。

私が中学校のころ、こういう謎英語が並んだ長袖Tシャツ着ていたことは秘密です。

 

ロゴマークは裁縫箱を彷彿とさせる、龍のマークです。

 

パソコン本体が見えてきました。

 

こちらにも龍のロゴマークが付いています。本体は後ほど詳しく見てみましょう。

 

冊子が入った袋が見えてきました。

 

クイックスタートガイドと、製品保証書のようです。

 

初期不良の対応は購入日から7日間以内、保証期間は一年でした。激安ノートとはいえ、ちゃんと一年の保証があるのは有難いです。

 

こちらはストレージを増設する際に使うパーツのようです。無くさないようにしなきゃ…

 

充電器

こちらはACアダプター。ノートパソコンで意外と見落としがちなのが、充電器の大きさと重さです。

 

パソコン本体がいくら軽量、薄型でも、充電器がバカでかくて重いと台無しです。

この充電器は、最新の充電器のサイズを考えると、やや大きめの部類かな?

最近の充電器は本当に小さいですからね。

 

USB PD充電には対応していないため、昔ながらのDCジャックです。

 

後で重さを計測してみましょう。

なお、バッテリーの持ちはあまり良くなかったです。二時間ほど動画編集作業をしていたら、バッテリーが半分以下になっていることもしばしば…ガッツリ作業を行いたいときは、充電器が必須です。

本体を詳しく見てみよう。

ボディの多くはプラスチックで出来ているのですが、天板にはアルミ合金が貼ってあります。

 

この素材は、指紋が目立ちますね。

 

赤色の龍のマークは、プリントのため光りません。

 

 

パソコン正面にはスーパーカーの吸気口のような形をしていますが、あくまで吸気口のような装飾で、実際に穴は開いていません。

 

こういった装飾が多様されているのですが、ちょっとオモチャっぽい印象です。

 

パソコンの左側面にはDCジャックを差し込むコネクタとUSBのコネクタが配置されています。

 

充電器をつなぐコネクタは、ど真ん中に配置されているので、充電器をつなぐと結構邪魔です。

 

こちらは反対側の右側面です。

 

ヘッドホン、マイク、USB-A、USB-C、LAN、ケンジントンロック、と、多くのコネクタが配置されているのは嬉しいのですが、やや右側に密集しすぎな印象です。

いろいろなデバイスを接続していくと、パソコンの右側がケーブルだらけになってしまいます。

ここにも謎の装飾が…ちなみにこのシリーズは見た目はほとんど変わらずに、中身だけがどんどん新しくなっていっているようです。

 

底面はこんな感じです。だいぶカオスな造形ですね。

 

とはいえ、ゴム足が着地面などはちゃんとしており、安定感はとても良い感じです。

 

底面にもアルミヘアラインのような箇所がありますが、ここはプラスチックに細かい溝を入れ、アルミヘアラインのように見せているだけのようです。

後ろ側はこんな感じです。HDMIが後ろに配置されているのは良いですね。HDMIケーブルは大きいですから、左右にあると邪魔になります。

 

モニターの開閉はやや固めでした。両手で開閉するような感じです。

 

キーボードは、やや独特です。文字の部分と縁の部分が赤くなっています。

 

ところどころ、妙な形状をしています。

ASUSのパソコンで、このような設計のキーボードを見たことがあるのですが、メリットは正直わかりません。(スペースは余っていますし。)

 

半角/全角のような、よく使うキーも小さくなってしまっており、少々慣れが必要です。

どうしても慣れない人は、別途キーボードを用意しましょう。

 

トラックパッドは、中央からやや左に寄った配置になってしまっています。

ですが、トラックパッドは四本指のジェスチャーまで対応していて驚きました。

電源をいれてみる。

スイッチオン!

 

…あれ?

 

点きました。なかなか起動しなくて、ちょっと焦りました。

 

Windows11の音声案内がいきなり流れ出し、少しビビりました。 

 

重さを測ってみよう。

重さを測ってみると、1.845kgでした。スペック表では1.86㎏とあったので、スペック表よりもわずかに軽いですね。

 

充電器とケーブルを合わせて測ってみたところ、426.5gでした。

 

本体と合わせると合計で約2.3㎏でした。2リットルの水を入れたペットボトルよりも、少し重いくらいですね。このサイズのゲーミングノートパソコンにしては軽いほうではないでしょうか。

ベンチマークテスト

スペック表を見るだけでは、本当の性能はわかりません。試しにドラクエXのベンチマークテストを行ってみました。結果は最高品質(フルHDサイズ)で「すごく快適」の評価でした。

ドラクエXのような、あまり負荷の大きくないゲームであれば快適にプレイできそうです。

次にファイナルファンタジーのベンチマークテストを行ってみました。

標準品質、フルHDサイズだと「快適」の評価でした。

 

高品質にすると、評価は「普通」になりました。

ファイナルファンタジー15は負荷の大きいゲームなので、なかなか健闘しているのではないでしょうか。

 

ひょっとして、ぎりぎりVRゲームもいけるんじゃない?ということで、VRMarkというVRゲーム用のベンチマークソフトを試してみました。

結果のスコアは5991。5000がVRゲームの最低ラインらしいので、一応最低ラインは超えているようです。

 

実際にOculus…じゃなくてMeta Quest2をパソコンとつないで試してみます。

接続はUSB-Cで行いました。(いわゆるOculus Linkというやつです。)

パソコンでOculusのアプリを起動すると、さっそく不穏なメッセージが…

 

Oculus的には、このパソコンは最新の最小要件をクリアしていないようです。

最近のHMDは高画質化が進んでいますし、負荷の大きいソフトも増えているので、最低ラインが上がってきているようです。

 

不穏なメッセージを無視していくつかのVRゲームを試してみました。

 

負荷が少ないゲームであれば、なんとか遊べる印象です。

 

とはいえ負荷が大きいゲームになると、画面がカクカクしてしまい、めちゃくちゃ酔います。

ゲームソフトの画面解像度設定などを下げ、可能な限り負荷を減らす工夫が必要です。

快適にVRゲームをプレイしたい人は、このパソコンではなく、もっと上のスペックのパソコンを用意することをお勧めします。

 

次にBlenderのCPUベンチマークテストを試してみました。Blenderのベンチマークテストなんてあるんですね。

 

スコアは出たのですが、比較対象が無いとよくわからなかったので、試しに私が所有しているM1MacbookProも試してみました。すると、倍以上の値段で買ったM1MacBookProと激安ゲーミングノートが、良い勝負をしているじゃありませんか…!

もちろんM1チップは省電力という大きな強みがありますが、ちょっとショックです…

嫌な予感がして、以前組んだ自作PCのテストもしてみることにしてみました。

第九世代とはいえ、デスクトップ用i7を積んでいますし、簡易水冷まで付いています。

お金も手間暇もかかったPCです。

 

すると、激安ゲーミングPCにボロ負けしていました…これは大ショック…

 

GPUのスコアは、さすがにデスクトップ用RTX2080の付いた自作PCが圧勝していました。ちょっと一安心。

一方、M1チップはGPUが弱い弱いと言われていますが、本当に弱かったですね。M1MacBookProは、激安ゲーミングノートにすらボロ負けしてます(;_;)。

 

定番のベンチマークソフトであるCinebenchも試してみました。

こちらのCPUのテストを行ってみたところ、さきほどのBlenderのCPUテストと同じように激安ゲーミングノートとM1 MacBookProが競っている横で、自作PC君がボロ負けしてました…

IntelのCPUって、なんだかんだで進化しているんだなぁ…(遠い目)

用途はゲーミング以外にも

youtu.beちなみにこの動画は、激安ゲーミングで実際に編集しています。

 

とても快適に編集作業を行うことが出来ました。

 

Blenderの勉強用にも良いかもしれないですね。

パソコンのボディがやや中二っぽいですが、遠くから見ればただの黒いノートパソコンです。

気にしないでスタバでドヤリングしていきましょう。

 

もちろんガチ勢やプロには物足りないスペックでしょうが、ライト層や入門層には良い選択肢になるのではないでしょうか。

 

というわけで今回は、激安ゲーミングノートを買ってみたら、(中二っぽいけど)コスパが最高でした。

技術の進化ってすごいんだなぁ…(遠い目)

----追記----

ストリートファイター6のベンチマークテスト

追加で、ストリートファイター6のベンチマークテストをやってみました。

https://www.streetfighter.com/6/benchmark/ja-jp/

 

 

設定は、初期設定そのまま(クオリティ:NORMAL FullHDサイズ1920x1080px 60FPS)で試してみたところ、スコアは100/100「快適にプレイできます」とのことでした。

 

クオリティだけHIGHの設定に変えてテストしてみたところスコアは93/100「快適にプレイできます」とのことでした。

 

しかしこのパソコンはストリートファイター6の推奨動作環境には達していないため、本格的なプレイをしたい方は、もっと上のスペックのものの方が良いかもしれません。

 

3DMARKのベンチマークテスト

TIMESPYのスコアは4173でした。

TOPに戻る