なんてこった…( ;∀;)
激安ゲーミングノートパソコンを買っちまったぞ
79,800円という驚きの価格でゲーミングノートパソコンが売られていたので、買ってみました。
価格だけ見ると、怪しいメーカーなんじゃない?怪しいところで買ったんじゃない?と思うかもしれませんが、マザーボードで高いシェアを持つMSIさんのゲーミングノートです。
購入したところも、パソコン業界では有名なツクモさんです。もともと安いモデルだったようですが、冬のキャンペーンとやらで更に安くなっていました。
※価格や在庫状況は撮影時のものです。
スペックを見てみると、8コア12スレッド、最大4.4GHzの12世代i5、RTX2050、メモリ16GB、512GBのSSD、15.6インチのディスプレイ…と、なかなか侮れないスぺックです。
ちなみにRTX2050は、二千番台の名前が付いていますが、2022年発売の比較的新しいGPUでした。RTX3050の、下あたりに位置するGPUのようです。
なお、SSDが512GBしかないのですが、空きスロットがひとつあるらしいので、足りなくなったら足す予定です。
なお、ストレージを増設する際は、MSI公認サポート店にお願いするかたちになるようです。
私は保証をぶっちぎって、自分でやろうと思っていますが…(推奨はしません。)
ちなみにこのシリーズは微妙にスペックの違うモデルがたくさんあり、価格も異なるようです。
たとえばアマゾンだと、同じThin GF63でも、少しスペックの違うモデルが販売されています。
高スペックのモデルは、見た目が同じでも、さらに値段が上がります。
開封
気を取り直して、さっそく開封していきましょう。
箱を開けると、「TRUE GAMING」の文字…なんだか「初カキコ…ども…」を彷彿とさせるワードが書いてありました。
よく見ると、箱にも「PREMIUM」やら「INNOVATIVE」といった謎の英語が並んでいます。
私が中学校のころ、こういう謎英語が並んだ長袖Tシャツ着ていたことは秘密です。
ロゴマークは裁縫箱を彷彿とさせる、龍のマークです。
パソコン本体が見えてきました。
こちらにも龍のロゴマークが付いています。本体は後ほど詳しく見てみましょう。
冊子が入った袋が見えてきました。
クイックスタートガイドと、製品保証書のようです。
初期不良の対応は購入日から7日間以内、保証期間は一年でした。激安ノートとはいえ、ちゃんと一年の保証があるのは有難いです。
こちらはストレージを増設する際に使うパーツのようです。無くさないようにしなきゃ…
充電器
こちらはACアダプター。ノートパソコンで意外と見落としがちなのが、充電器の大きさと重さです。
パソコン本体がいくら軽量、薄型でも、充電器がバカでかくて重いと台無しです。
この充電器は、最新の充電器のサイズを考えると、やや大きめの部類かな?
最近の充電器は本当に小さいですからね。
USB PD充電には対応していないため、昔ながらのDCジャックです。
後で重さを計測してみましょう。
なお、バッテリーの持ちはあまり良くなかったです。二時間ほど動画編集作業をしていたら、バッテリーが半分以下になっていることもしばしば…ガッツリ作業を行いたいときは、充電器が必須です。
本体を詳しく見てみよう。
ボディの多くはプラスチックで出来ているのですが、天板にはアルミ合金が貼ってあります。
この素材は、指紋が目立ちますね。
赤色の龍のマークは、プリントのため光りません。
パソコン正面にはスーパーカーの吸気口のような形をしていますが、あくまで吸気口のような装飾で、実際に穴は開いていません。
こういった装飾が多様されているのですが、ちょっとオモチャっぽい印象です。
パソコンの左側面にはDCジャックを差し込むコネクタとUSBのコネクタが配置されています。
充電器をつなぐコネクタは、ど真ん中に配置されているので、充電器をつなぐと結構邪魔です。
こちらは反対側の右側面です。
ヘッドホン、マイク、USB-A、USB-C、LAN、ケンジントンロック、と、多くのコネクタが配置されているのは嬉しいのですが、やや右側に密集しすぎな印象です。
いろいろなデバイスを接続していくと、パソコンの右側がケーブルだらけになってしまいます。
ここにも謎の装飾が…ちなみにこのシリーズは見た目はほとんど変わらずに、中身だけがどんどん新しくなっていっているようです。
底面はこんな感じです。だいぶカオスな造形ですね。
とはいえ、ゴム足が着地面などはちゃんとしており、安定感はとても良い感じです。
底面にもアルミヘアラインのような箇所がありますが、ここはプラスチックに細かい溝を入れ、アルミヘアラインのように見せているだけのようです。
後ろ側はこんな感じです。HDMIが後ろに配置されているのは良いですね。HDMIケーブルは大きいですから、左右にあると邪魔になります。
モニターの開閉はやや固めでした。両手で開閉するような感じです。
キーボードは、やや独特です。文字の部分と縁の部分が赤くなっています。
ところどころ、妙な形状をしています。
ASUSのパソコンで、このような設計のキーボードを見たことがあるのですが、メリットは正直わかりません。(スペースは余っていますし。)
半角/全角のような、よく使うキーも小さくなってしまっており、少々慣れが必要です。
どうしても慣れない人は、別途キーボードを用意しましょう。
トラックパッドは、中央からやや左に寄った配置になってしまっています。
ですが、トラックパッドは四本指のジェスチャーまで対応していて驚きました。
電源をいれてみる。
スイッチオン!
…あれ?
点きました。なかなか起動しなくて、ちょっと焦りました。
Windows11の音声案内がいきなり流れ出し、少しビビりました。
重さを測ってみよう。
重さを測ってみると、1.845kgでした。スペック表では1.86㎏とあったので、スペック表よりもわずかに軽いですね。
充電器とケーブルを合わせて測ってみたところ、426.5gでした。
本体と合わせると合計で約2.3㎏でした。2リットルの水を入れたペットボトルよりも、少し重いくらいですね。このサイズのゲーミングノートパソコンにしては軽いほうではないでしょうか。
ベンチマークテスト
スペック表を見るだけでは、本当の性能はわかりません。試しにドラクエXのベンチマークテストを行ってみました。結果は最高品質(フルHDサイズ)で「すごく快適」の評価でした。
ドラクエXのような、あまり負荷の大きくないゲームであれば快適にプレイできそうです。
次にファイナルファンタジーのベンチマークテストを行ってみました。
標準品質、フルHDサイズだと「快適」の評価でした。
高品質にすると、評価は「普通」になりました。
ファイナルファンタジー15は負荷の大きいゲームなので、なかなか健闘しているのではないでしょうか。
ひょっとして、ぎりぎりVRゲームもいけるんじゃない?ということで、VRMarkというVRゲーム用のベンチマークソフトを試してみました。
結果のスコアは5991。5000がVRゲームの最低ラインらしいので、一応最低ラインは超えているようです。
実際にOculus…じゃなくてMeta Quest2をパソコンとつないで試してみます。
接続はUSB-Cで行いました。(いわゆるOculus Linkというやつです。)
パソコンでOculusのアプリを起動すると、さっそく不穏なメッセージが…
Oculus的には、このパソコンは最新の最小要件をクリアしていないようです。
最近のHMDは高画質化が進んでいますし、負荷の大きいソフトも増えているので、最低ラインが上がってきているようです。
不穏なメッセージを無視していくつかのVRゲームを試してみました。
負荷が少ないゲームであれば、なんとか遊べる印象です。
とはいえ負荷が大きいゲームになると、画面がカクカクしてしまい、めちゃくちゃ酔います。
ゲームソフトの画面解像度設定などを下げ、可能な限り負荷を減らす工夫が必要です。
快適にVRゲームをプレイしたい人は、このパソコンではなく、もっと上のスペックのパソコンを用意することをお勧めします。
次にBlenderのCPUベンチマークテストを試してみました。Blenderのベンチマークテストなんてあるんですね。
スコアは出たのですが、比較対象が無いとよくわからなかったので、試しに私が所有しているM1MacbookProも試してみました。すると、倍以上の値段で買ったM1MacBookProと激安ゲーミングノートが、良い勝負をしているじゃありませんか…!
もちろんM1チップは省電力という大きな強みがありますが、ちょっとショックです…
嫌な予感がして、以前組んだ自作PCのテストもしてみることにしてみました。
第九世代とはいえ、デスクトップ用i7を積んでいますし、簡易水冷まで付いています。
お金も手間暇もかかったPCです。
すると、激安ゲーミングPCにボロ負けしていました…これは大ショック…
GPUのスコアは、さすがにデスクトップ用RTX2080の付いた自作PCが圧勝していました。ちょっと一安心。
一方、M1チップはGPUが弱い弱いと言われていますが、本当に弱かったですね。M1MacBookProは、激安ゲーミングノートにすらボロ負けしてます(;_;)。
定番のベンチマークソフトであるCinebenchも試してみました。
こちらのCPUのテストを行ってみたところ、さきほどのBlenderのCPUテストと同じように激安ゲーミングノートとM1 MacBookProが競っている横で、自作PC君がボロ負けしてました…
IntelのCPUって、なんだかんだで進化しているんだなぁ…(遠い目)
用途はゲーミング以外にも
youtu.beちなみにこの動画は、激安ゲーミングで実際に編集しています。
とても快適に編集作業を行うことが出来ました。
Blenderの勉強用にも良いかもしれないですね。
パソコンのボディがやや中二っぽいですが、遠くから見ればただの黒いノートパソコンです。
気にしないでスタバでドヤリングしていきましょう。
もちろんガチ勢やプロには物足りないスペックでしょうが、ライト層や入門層には良い選択肢になるのではないでしょうか。
というわけで今回は、激安ゲーミングノートを買ってみたら、(中二っぽいけど)コスパが最高でした。
技術の進化ってすごいんだなぁ…(遠い目)
----追記----
ストリートファイター6のベンチマークテスト
追加で、ストリートファイター6のベンチマークテストをやってみました。
https://www.streetfighter.com/6/benchmark/ja-jp/
設定は、初期設定そのまま(クオリティ:NORMAL FullHDサイズ1920x1080px 60FPS)で試してみたところ、スコアは100/100「快適にプレイできます」とのことでした。
クオリティだけHIGHの設定に変えてテストしてみたところスコアは93/100「快適にプレイできます」とのことでした。
しかしこのパソコンはストリートファイター6の推奨動作環境には達していないため、本格的なプレイをしたい方は、もっと上のスペックのものの方が良いかもしれません。
3DMARKのベンチマークテスト
TIMESPYのスコアは4173でした。
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