これでもうハンダ付けは怖くない…(∩´∀`)∩ 白光のプロ用はんだ吸取器「FR-301」の開梱&レビュー!
失敗したハンダを簡単、効率的に吸い取ってくれる便利ツール。
Hakko FR-301
ハンダ付けに失敗したとき、 手動の「ハンダ吸い取り器」や、「吸い取り線」で失敗したハンダを取り除くことは可能。けれど、修正する箇所が多いと、大変な作業になってしまう…。
白光のFR-301は、先端にヒーター、内部にポンプを搭載し、効率的に失敗したハンダを吸い取ってくれる。自動はんだ吸取器と呼ばれているらしい。
なお、goot(グット)からも自動はんだ吸取器は発売されている。
白光かgootか、迷う…(;´Д`)
迷った結果、白光のFR-301にした。理由は、以前購入した白光のハンダゴテと合わせたかったから。それだけ(∩´∀`)∩
ちなみに、白光のFR-301のアマゾンでの価格は、かなり変動が大きい。
安くなったタイミングで上手く購入したいところ(*´ω`)
開梱
まるで電動工具のようなケースに収められている。自動はんだ吸取器も、電動工具といえば電動工具なのだけれど…
パカッ
なんと3年保証。さすがプロ用。しかし保証を受けるには製品登録が必要。
め、面倒…(´;ω;`)
同梱品
本体
相変わらずの補色カラーリング
プレフィルターとセラミックペーパーフィルター(L)
予備のフィルター類
ノズルレンチ
ノズルを交換する時に使用する道具
こて台
Hakko FR-301を机などに置くときに使う台。ヒーター部分が高熱になるため、こういった台が必要。
クリーニングピン(加熱芯用)
内部にハンダが溜まるため、清掃するための道具。何気なく重要アイテム。
クリーニングピン(ノズルΦ1.0mm用)
こちらはノズルを掃除するためのピン。こちらも重要アイテム。
実際に使ってみる
まずは電源プラグをコンセントに接続する。ちなみにプラグは平型プラグを選択。3ピンタイプのものも選べる。
電源スイッチ
グリップの部分のスイッチで電源のオン、オフを切り替えられる。電源をオンにするとヒーターが温まり始める。
パッと見では、今、電源がオンなのかオフなのか分かりにくい。ヒーターが高熱になるため、電源がオンなのかオフなのか一目でわかったほうが良いと思うのだけれど…。
安全上少し気になるところ。
温度調節
ヒーターの温度は、グリップの底にあるダイヤルで行う。
目盛りを「1」に合わせると、およそ350℃になる。
なお、各目盛りの対応温度は、グリップに直接書かれている。説明書によると、片面基板の場合は「1」スルーホール基板の場合は「2」程度が目安らしい。
様子を見ながら温度は微調整する。温度が高ければ高いほどノズルが劣化しやすいらしい。このあたりの考え方はハンダゴテと同じ。
なお、加熱中はグリップのLEDが小さく灯り、設定温度に達するとLEDが消える。
説明書には、設定温度に到達するとLEDが「点滅」するとあるのだけれど…ミスかな?
吸い取り
ヒーターが温まったら、あとはトリガーを引くだけ。ポンプが作動し、吸い取りが始まる。
ヴゥゥーーー。という低い音がする。結構な音量。静かさが求められる環境だと、なんらかの対策が必要かも。
ノズル
FR-301は、様々な形状のノズルがラインナップされている。今回は細長いノズルも導入してみた。結構お値段が高い…(´;ω;`)手動の吸い取り器が買えてしまう。
ちなみに最初から付属されているノズルはこんな感じ。
ノズルの交換
ノズルの交換は、付属のノズルレンチを使う。
ノズルレンチを使うと、簡単に保護パイプとノズルが外せる。
ノズルレンチの横のボタンをグッと押すと、保護パイプが固定され、ノズルだけ取り出すことが出来る。
新しいノズルをセットし
保護パイプとノズルを本体に セットする。
ちゃきーん。この工程がなかなか心地よく、無駄にノズルを交換したくなる。
ちなみに、高温の状態でノズルの交換を行うのは、火傷の危険が伴うので、要注意だ。
吸い取ったハンダの除去
この透明な筒の部分に吸い取ったハンダがどんどん溜まっていく。
筒の取り外しは非常に快適。
ホルダーを後ろに引っ張ると…カチッという音がして、筒の固定が解放される。
簡単に筒は取り外せる。
蓋の開け閉めも容易。
掃除が終わったら、筒を元の位置に戻し…
横の黄色いボタンを押す。
カチッという音がして、筒が固定される。
この一連の所作が、リロードのようでカッコいい。無駄に掃除してしまう(*´ω`*)
こて台について
付属のこて台。これはどうやって使うかというと…
こうやって使うらしい。防御力に不安がありすぎる…。
昔、しょぼいこて台を使ってやらかしたことを思い出す(;´・ω・)
よし、ちゃんとしたこて台を導入しよう…。
白光のホームページを見ると、このこて台がFR-301の適用品らしい。少し高いが、泣く泣く購入。
ホールド感は良い感じ。
高さが微妙に足りないため、 ケーブルが底をついてしまうのが少し気になる。
底上げするための台でも自作しようかな…?
使用感
スポスポ吸えて快適。これは買ってよかった。なお、加熱の際はランドではなく、ハンダと電子部品の「ピン」の部分を加熱すると良いらしい。
ハンダが微妙に残るようであれば、吸い取り器の内部にハンダが溜まって吸引力が落ちている可能性がある。使用のたびに付属のクリーニングピンで掃除するのが良さそう。
この部分にハンダが溜まっていることも多い。こまめにチェックすると良いかも。
クリーニングをしっかり行っていれば、手動式の吸い取り器や、吸い取り線と比較できないほど効率的にハンダを除去できる。
これでハンダ付けの失敗も怖くない…(*´ω`*)
てなわけでFR-301の開梱とレビューでした。なんだかんだ言って、買ってよかったと思います(*´ω`*)
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