植物素材集のBlenderアドオン「botaniq」がさらにアップデート!
さらにアップデートされたbotaniq
以前紹介した「botaniq」が、さらにアップデートされたので、早速試してみました( ´∀`)
↓以前の記事はこちら↓
Blender6.5のアップデート内容
今回のアップデート内容は主に
1.色の調整機能の強化
2.不具合の修正
3.花のアセットの大幅な増強
のようです。特に花のアセットの増強が大きいようです。
元々樹木中心の素材集であった「botaniq」ですが、草花のアセットも豊富になり、守備範囲がどんどん広がっていますね
新しく追加された樹木のアセット:桜
新たに収録されたアセットを、いくつか見てみましょう。
今回増強されたアセットの中で、「桜」が追加されました。日本のユーザーには嬉しいアップデートですね。
※この記事では、全てのアセットが収録されている「full」版のbotaniq6.5を使用しています。
※レンダリングは、Cyclesを使用しています。botaniqはEEVEEでもレンダリング出来ますが、Cycles向きな印象です。
春の訪れを表すシーンにピッタリですね。
なお、桜の種類は4サイズx3パターン(花、紅葉、落葉後)が収録されていました。
桜の品種に関しては「Prunus serrulata」(サトザクラ)というザックリとした分け方になっていました。
葉が緑の状態のプリセットは無いようです。しかし紅葉した桜を配置後、Season Adjustmentという項目で色を調整すると、緑に出来ました。
Season Adjustmentはベータ版の機能らしく、使えるアセットは限られるようです。
風のアニメーションが追加可能で、春の爽やかなシーンを演出出来ます。
新しく追加された花のアセット:ダリア
お次は「Dahlia pinnata(ダリア・ピナータ)」
日本には、江戸時代の段階で、すでに持ち込まれていた花らしいですよ。
なお、開花時期は6~11月とのこと。
ワイヤフレームはこんな感じです。ポリゴン数をなるべく削減しつつも、リアリティさを両立しようとしている感じがします。
花言葉は「優雅」や「栄華」…そして「裏切り」だそうです。
…「裏切り」って何?!( ;∀;)
なお、メッシュが変になっているアセットもありました。この辺は修正に期待ですかね…
新しく追加された花のアセット:ヒナゲシ(コクリコ)
「Papaver rhoeas」は、日本ではヒナゲシと呼ばれている植物のようです。
フランス語で「コクリコ」と言うらしいです。「コクリコ坂から」のコクリコですかね。
開花時期は、春から初夏にかけて…だそうです。
しなやかで美しい植物ですね。
新しく追加された花のアセット:クロッカス
「Crocus hybridus」は、日本でも「クロッカス」と呼ばれる花です。
ヨーロッパでは、春を告げる花とされているらしいです。
クロッカスが咲いているアルプスに、一度は行ってみたいものです。
その他、多くの花のアセットが追加
そのほかにも、多くの花のアセットが追加されていました。
やはり花があると、画面が華やぎますね。
切り花の状態のアセットも
切花の状態のアセットもいくつか追加されていました。
花瓶をモデリングし、花を生けてあげれば、素敵な雰囲気になりそうです。
スキャッター用のセットも増強
スキャッター用のセットも多く追加されていました。
花畑が簡単に作成できます。
単体の花と、印象が大きく異なりますね。
ラベンダー畑やひまわり畑は、夏のシーンに良さそうです。
導入を検討している人は、無料版からがオススメ
「botaniq」は無料版もリリースされたので、「botaniq」の導入を検討している人は、無料版から試してみるのがオススメです。
無料版は収録されているアセット数が少ないようですが、使い勝手などを確認する分には問題無いかと。
やはり、実際に使ってみるのが一番ですからね。
なお、「botaniq」の作者の「polygoniq」さんは「Aquatiq」という水の素材集もリリースしていて、こちらも要チェックです。
※aquatiq1.0は、Macだとマテリアルの抜け落ちがありました。Macユーザーは修正を待ったほうが良いかもしれません。
というわけで今回は、さらにアップデートされた「botaniq」を見てみました。
それでは、良いBlender ライフを♪( ´θ`)ノ
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