ijigen.net

ijigenのデジタルものづくりブログ

「QuickCurve」立体的な線を、簡単に描けるBlender Add-on!使い方やレビューなど

f:id:ijigen_net:20201130131914j:plain

リリースされたばかり、ということもあり改善すべき点は多そうです。ですが、改善が続けられれば面白くなりそうな気がしています(*´ω`*)

本記事のYouTube版はこちら

 Blender アドオン「QuickCurve」

f:id:ijigen_net:20201130132133j:plain

「QuickCurve」という、立体的な線を描けるアドオンを発見したので、さっそく使ってみた(・ω・)ノ

価格は30ドル~

f:id:ijigen_net:20201130132138j:plain

個人向けだと、30ドル。スタジオ用や企業向けのサポートプランもある。

対応バージョンに注意

f:id:ijigen_net:20201130132145j:plain

2020年11月時点だと、対応しているBlenderのバージョンは「2.90.1」のみ。
対応していないバージョンのBlenderを使用している人は注意が必要だ。

実際に使ってみた。

f:id:ijigen_net:20201130132150j:plain

「QuickCurve」をインストールするとこのようなパネルが追加される…が…

 

f:id:ijigen_net:20201130132157j:plain

パネルにはショートカットキーが記されているだけで、ボタンなどは一切無い。
このユーザーインターフェースでの操作は、正直きつい…(;´・ω・)

 

f:id:ijigen_net:20201130132203j:plain

ユーザーインターフェースに関しては改善の余地ありと感じた。

 

f:id:ijigen_net:20201130132209j:plain

とはいえ、「QuickCurve」はまだリリースされたばかり。今後の改善に期待。

まずは「QuickCurve」を有効化

f:id:ijigen_net:20201130132215j:plain

Ctrl+Fキーを押すと、「QuickCurve」が有効化される。

 

f:id:ijigen_net:20201130132221j:plain

Ctrl+Fキーを押すと、画面下部や上部に文字が表示される。

 

f:id:ijigen_net:20201130132228j:plain

ショートカットキーのメモと、現在の設定値などが表示される。
画面の多くの面積を占有してしまうため、少し困る(ノД`)・゜・。

 

f:id:ijigen_net:20201130132235j:plain

気を取り直して、画面をドラッグしてみる。

 

f:id:ijigen_net:20201130132240j:plain

おぉ!

 

f:id:ijigen_net:20201130132246j:plain

立体的なドローイングというのは、新鮮な体験。

ブラシサイズの調整

f:id:ijigen_net:20201130132254j:plain

Fキーを押して、左右にカーソルを動かすとブラシサイズを調整出来る。

消しゴム機能

f:id:ijigen_net:20201130132259j:plain

もしも、はみだしてしまった時は消しゴム機能を使おう。

 

f:id:ijigen_net:20201130132305j:plain

Ctrlキーを押しながら、消したい箇所をドラッグすると…

 

f:id:ijigen_net:20201130132310j:plain

ドラッグした箇所が削除される!これは直感的。

画面操作ボタンは無効化されてしまう。

f:id:ijigen_net:20201130132316j:plain

「QuickCurve」を有効化している状態だと、Blenderの画面右上にある画面操作ボタンたちは無効化されてしまう。これはちょっと不便…

先端形状の切り替え

f:id:ijigen_net:20201130132323j:plain

描く線の先端を、とがらせたい。そんな時は「Ctrl+P」キーを押してみよう。
先端の尖らせ方を切り替えられる。

表面上に描く

f:id:ijigen_net:20201130132330j:plain

オブジェクトの表面上にドローイングしたいときは、Ctrl+Shift+Wで表面上に描く機能をオンに出来る。

 

f:id:ijigen_net:20201130132336j:plain

あれ、この機能を使えば…「髪の毛」のモデリングがサクサクいけるのでは?!と思って試してみたが、微妙な結果に終わった。

筆圧感知について

f:id:ijigen_net:20201130132341j:plain

Shift+Mで筆圧感知機能をオンに出来る。筆圧感知に対応したペンタブにつないで試してみたが…綺麗な線を描くのはかなり難しかった(;´・ω・)

線をねじる

f:id:ijigen_net:20201130132347j:plain

描いた線にねじれを加えることが出来る。

 

f:id:ijigen_net:20201130132352j:plain

ねじねじ…

 

f:id:ijigen_net:20201130132358j:plain

ノイズを加えて、ガタガタにすることも可能。

Curveを生成し、ベベル機能で厚みを加えている。

f:id:ijigen_net:20201130132118j:plain

「QuickCurve」で生成したオブジェクトを観察してみる。
どうやらこのオブジェクトは、Curveに厚みを付けたオブジェクトの模様。ベベル機能で断面を指定している。
なお、「QuickCurve」で生成したオブジェクトは、Blenderの標準機能で編集可能だった。

今後に期待のアドオン

f:id:ijigen_net:20201130132128j:plain

色々と気になるところはあるけれど、三次元的にドローイングする感覚は楽しい(*´ω`*)
ぜひこれからも改善を続けて、実用的なアドオンに進化していってほしい。そんなアドオンです。

 

よければチャンネル登録Twitterフォローなどお願いしまーす(・ω・)ノ!

 

Blender 2.8 3DCG スーパーテクニック

Blender 2.8 3DCG スーパーテクニック

  • 作者:Benjamin
  • 発売日: 2020/01/24
  • メディア: Kindle版
 

 

TOPに戻る