高品質な植物素材集「botaniq」を購入してみたので、そのレビューです(・ω・)ノもりもり
Botaniqについて
「botaniq」はBlender向けの植物素材集です。高品質な3Dモデルだけでなく、オブジェクトの配置や調整に便利な機能を備えています。
購入先なのですが、私はBlender Marketで購入しました。
購入当時、ちょうどセールをやっていたのですが、クーポンコードを入れ忘れて通常価格で購入してしまいました…やっちまった…
なお、価格は2種類ありました。(※価格は撮影時のものです。)
liteバージョン…価格が安いようですが、収録されている植物の種類が少ないようです。
fullバージョン…価格は高いですが収録されている、植物の種類が豊富なようです。
植物の素材集ではありますが、植木鉢のようなオブジェクトも収録されています。
分かりやすいユーザーインターフェースが特徴です。
作者のpolygoniqさんは、「botaniq」のほかにも便利そうなアドオンを開発しているようです。
polygoniq Store Front - Blender Market
こちらも要チェック٩( 'ω' )و
このブログで紹介した「materialiq」というアドオンも、polygoniqさんのアドオンらしいです。
以前動画で紹介した「Graswald」との違いは…
「Graswald」が「草」がメインの素材集なのに対して、この「botaniq」は「木」がメインであることでしょうか…
※バージョンアップにより、botaniqの樹木以外のバリエーションもかなり増えました。
他のアドオンと組み合わせて使ってみる
草を生やすアドオン「Graswald」と組み合わせて使うと、ナチュラルな空間作りが捗りますね(о´∀`о)
アドオンをいくつか組み合わせれば、これくらいの絵はサクッと作れます。アドオンの時短効果強いっ(背景はHDRI Maker、セザンヌのマテリアルはExtreme PBR COMBOを使用しました。)
botaniqの使い方
インストール方法について
インストール方法は、一般的な方法です。(ありがたい!)
まずはBlenderの画面左上にある「Edit」をクリックし「Preferences...」をクリックします。
表示されたBlender Preferenceウインドウの左側にある「Add-ons」をクリックし、右上にある「Install...」ボタンをクリックします。
ダウンロードした「botaniq」のZIPファイルを選択して、「Install Add-on」をクリックします。
※容量不足に注意してください。fullバージョンだと、4GB程度のデータ量がありました。
※Blenderを日本語化している場合、アドオンによってはエラーが発生する場合があります。
※Macユーザーの方に注意なのですが、SafariでZIPファイルをダウンロードすると、ZIPファイルが勝手に解凍されてしまいます。
自動解凍されないように設定を変更するか、Google ChromeやFirefoxといった別のブラウザを使用してZIPファイルをダウンロードするようにしてください。
最後に「Object:botaniq~」の左にあるチェックボックスにチェックを入れて、有効化します。
最後にBlenderを再起動してください。これでインストールは完了です。
植物を配置する
まずは画面左側にあるツールバーから「Cusor」を選択、植物を配置したい位置をクリックして3Dカーソルを配置します。
「N」キーを押して、サイドバーを表示します。サイドバーのタブの中から「botaniq」を選択します。
※バージョンアップにより、「polygoniq」というタブ名に変更になったようです。
表示された「botaniq」のパネルの中から「Link by Category」をクリックします。
※バージョンアップにより、「Spawn Asset」といった表現に変更されたようです。
まずはCategory(カテゴリー)を選択します。
coniferous...針葉樹
decuduaus...落葉性
plants...小型の植物
pots...ポット、植木鉢
shrubs...背の低い木
tropical...南国の植物
Categoryの下にある四角い空間をクリックすると、選択したカテゴリーの植物が一覧表示されます。
植物を選択して、「OK」をクリックします。
3Dカーソルの位置に、植物が配置されました!
「Random Transform」機能を使って、不自然さを軽減しよう
配置した植物を選択して「Random Transform」を押すと、サイズや方向をランダムに変えてくれます。
同じ植物を並べた時に、全て同じサイズ、方向だと違和感が出てしまいます。
「Random Transform」を上手く使って、不自然さを軽減しましょう。
オブジェクトのクオリティについて
植物のオブジェクトのクオリティはこんな感じです。超至近距離でレンダリングすると違和感があるかもしれませんが、少し離れてレンダリングする分には問題なさそうな印象です。
葉っぱはこんな感じ。
植物によっては、秋バージョンや冬バージョンも収録されている
紅葉した秋バージョン、落葉した冬バージョンが収録されている植物もあります。
落葉した冬バージョン。見ているだけ寒そうですね…
配置した植物を調整してみる。
配置した植物を選択し、「Convert to Editable」ボタンを押すと編集が可能になります。
ノードもいじくれます。葉っぱの色を微調整したり…
植物によっては、雪の積もり具合なんかも調整できます。
葉っぱのフチが黒く目立ってしまうときは…
一部の植物は、EEVEEでレンダリングしたときに葉っぱのエッジが黒く縁取られたようにレンダリングされてしまいました。
植物を選択し→「Convert to Editable」で編集可能にする→葉っぱを選択→Material Propertiesの中の「Clip Threshold」という値を調整すると、良い具合になりました。
葉っぱのエッジが目立たなくなりました。これでEEVEEでも良い感じにレンダリング出来ますね。
収録されている植物を、いくつか紹介
針葉樹、針葉樹は基本的に紅葉しないので、秋の紅葉バージョンは収録されていません。
その代わりに、雪がこんもり積もった冬バージョンが収録されていました。
なお、雪の量は調整出来ませんでした。
低木。庭のシーン制作にちょうど良さそうです。
トロピカルな雰囲気の椰子の木。海辺のシーン制作なんかに使えそうですね。
サンセベリア。こういった観葉植物は、そのまま配置すると違和感が凄いですね…
ポット(植木鉢)も収録されているので、組み合わせて使いましょう。
インテリアのシーン制作に使えそうですね。
トマトや…
レモンなんかもあります。両方とも豊作です。
そのほかにも、インテリアや庭、公園や森といったシーン制作に使えそうな植物がたくさん収録されていました。
こういった素材集を持っていると、効率的にリアリティを加えることが出来るので、便利ですね。
というわけで、今回はBlender向け植物素材集「botaniq」のレビューでした。
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