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デジタルものづくりブログ

大まかな形を、スピーディに作れるBlenderアドオン「Simply Concept」使い方やレビューなど

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オブジェクトをぺたぺたくっつけて、大まかな形をスピーディに作れるぞ(・ω・)ノ

本記事のYouTube版はこちら

Simply Conceptについて

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先日、「Simply Concept」というBlenderのアドオンを購入したので、色々と試してみました。
その際、日本語の情報をあまり見かけませんでした。
そのため、使い方などの情報をブログに残しておくことにしました。(・ω・)ノ動画もね!

Blender Marketにて購入

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Simply Concept - Blender Market

私の場合は、Blender Marketで購入しました。

なお、この記事を書いている時の価格で24ドルでした。

 

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Simply Cloth Pro - Blender Market

Simply Concept」の作者の方は、以前紹介した「Simply Cloth Pro」と同じ作者の方のいようです。

 

Simply Cloth Pro」は布のシミュレーションを簡単にセッティング出来るBlenderアドオンです。こちらも要チェックのアドオンです(・ω・)ノ

 

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VjaceslavT Store Front - Blender Market

セットで購入すると、安くなるバンドルも販売されているみたいです。

「Simply Concept」のインストール方法

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今回は「Blender2.93」に「Simply Concept1.1」をインストールしていきます。

※バージョンが異なる場合、操作方法などが異なる可能性があります。

なお、「Simply Concept」はBlenderの「Geometry Nodes」という機能を使用しているようです。

そのため、Geometry Nodesが搭載されていない古いBlenderでは使用できません。

つまり、対応しているBlenderのバージョンに要注意です。(;´・ω・)この記事を書いている段階では、Blender2.93にしか対応していませんでした。

 

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インストール方法は、一般的な方法です。(助かる!)

まずは、Blenderの画面左上にある「Edit」から「Preferences...」を選択します。

 

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「Blender Preferences」ウインドウの左側にある「Add-ons」をクリックします。

 

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「Blender Preferences」ウインドウの右上にある「Install...」をクリックして…

 

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ダウンロードした「Simply Concept」のZIPファイルの場所を指定して「Install Add-on」をクリックします。

(※Macユーザーの人へ注意。SafariでZIPファイルをダウンロードすると、ZIPファイルが勝手に解凍されてしまいます。Safariの設定を変更するか、Chromeやfirefoxといった別のWebブラウザを使用する必要があります。)

 

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最後に「Object:Simply-Concept」のチェックボックスにチェックを入れて、アドオンを有効化します。

 

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「Blender Preferences」ウインドウは閉じてしまってOKです。

この時点で一度Blenderを再起動することをオススメします。

基本的な使い方

パネルの表示方法

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「N」キーを押すと、Blenderの画面右側に、アドオンの一覧がタブ表示されます。

 

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タブの中から、「Simply Concept」を選択します。
すると「Simply Concept」のパネルが表示されます。

基礎となるオブジェクトをセットする。

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今回は、Blenderを起動したときに最初から存在する立方体(豆腐と勝手に呼んでいます。)を「Simply Concept」してみます。

 

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立方体を選択した状態で、「Simply Concept it!」をクリックします。

 

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選択したオブジェクトに、「Simply Concept」のための設定が自動で行われます。

また、パネルの内容が切り替わります。

基本的な図形を追加する。

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「+ Add Primitives」の項目に、立方体や球体といった、基本的な図形が並んでいます。

 

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アイコンをクリックすると、選択した図形のオブジェクトを追加出来ます。

今回は試しに球体をクリックしてみました。

 

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球体が追加されました。しかし、どこにも見当たりません。

実は球体は立方体の中に埋まった状態になってしまっています。

そのため、パッと見、変化が無いように見えます。

 

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立方体の中から球体を助け出しましょう。

Blenderの画面左側にあるツールバーの中から「Transform」を選択します。

 

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矢印マークをドラッグして、球体を移動してみましょう。

 

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立方体と球体の重なった部分が、滑らかに繋がっていることが確認出来ます。

 

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オブジェクトを移動しても、追従してくれます。

プリミティブオブジェクトが配置される位置を変更する。

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先ほど「球体」を追加したとき、立方体と同じ場所に配置されてしまい、立方体の中に埋まってしまいました。

これはなぜでしょうか。公式のドキュメントなどに言及は無かったのですが、どうやら3Dカーソルがある位置にオブジェクトが配置されているようです。

Blenderでは、原点(X0,Y0,Z0)の位置に3Dカーソルが初期配置されています。この場所は、立方体が配置されている場所と一緒です。

そのため、同じに場所に球体が配置されてしまったようです。

 

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試しに3Dカーソルの位置を変更して、基本的な図形の配置場所を変更してみましょう。

Blender画面左側にある、ツールバーの中から「Cursor(カーソル)」を選択します。

 

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好きな位置でクリックしてみてください。3Dカーソルが配置されます。

 

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「Simply Concept」で図形を追加してみます。今回は、先ほどと同じ「球体」を追加してみました。

 

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3Dカーソルのある位置に図形が配置されました。

3Dカーソルを上手く使えば、自分の意図した場所にオブジェクトを配置しやすくなり、モデリングの効率が上がります。

ワイヤフレームを表示して、メッシュの状態を確認する。

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パネルの中の「Shading」の項目に、「Wireframe」というボタンがあります。

これをクリックすると…

 

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ワイヤフレームが表示され、現在のメッシュの状態が確認しやすくなります。

 

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「Opacity」の数値を変えると、ワイヤフレームの不透明度を変更出来ます。

 

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「Opacity」の数値が高いと、ワイヤフレームがハッキリクッキリ表示されます。

 

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「Opacity」の数値が低いと、ワイヤーフレームが透けて表示されます。

メッシュの荒さを変更する。

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「Resolution(解像度)」の項目にある「Voxel Size」を変更すると、メッシュの荒さを変更出来ます。

 

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「Voxel Size」の値が小さければ、メッシュは細かくなります。

 

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逆に「Voxel Size」の値が大きければ、メッシュは荒くなります。

メッシュを滑らかにする。

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「Smoothing」の値を上げると…

 

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角が取れたような、滑らかな形になります。

オブジェクトを拡大縮小したり、変形したりする。

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先ほど追加した球体を変形してみましょう。

まずは、球体の外側にある、四角い枠を選択します。

個別のオブジェクトを選択する場合、オブジェクトそのものではなくオブジェクトの周りにある枠を選択します。

 

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「Transform」といった通常の変形ツールで、通常のオブジェクトと同じように変形できます。

 

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ショートカットキーを使うと、効率的です。

拡大縮小(Scale)の「S」キー

移動(Grab)の「G」キー

回転(Rotate)「R」キー

複製「Shift+D」キー

このあたりのショートカットキーを使うことが多いでしょうか。

 

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なお、Editモードに切り替えれば、編集も出来ます。

 

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思っていたよりも、自由度が高くモデリング出来るようです。

ミラー機能

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f:id:ijigen_net:20210906202918j:plainミラーコピーをしたい場合は、コピーしたいオブジェクトを選択して「Mirror」の項目の中からミラーコピーする軸(X,Y,Z)を選択するだけです。

ミラーコピーをするときに表示が変になるときがある

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ミラーコピーをすると、オブジェクトが見えなくなってしまうことがあります。(なお、こうなってしまった場合、別な操作をしていると表示が治ったりすることがあります。絶対では無いですが…)

これはSimply Conceptの問題というより、Blenderの「Geometry Nodes」側の問題らしいです。将来的に改善されると良いのですが…

この他にも、似たような不具合に遭遇することがあります。

このアドオンも、Blenderの「Geometry Nodes」機能も、リリースされて間もないため、しょうがないといえばしょうがないのですが…将来的に改善されると良いな…

自分で用意したオブジェクトを、Simply Conceptに追加してくっつける。

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基本的な図形だけでなく、自分で用意したオブジェクトをくっつけることも出来ます。

例えばスザンヌを用意して、選択し…

 

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「Add to Concept」をクリックすれば…

 

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基本的な図形と同じように、くっつけることが出来ます。

 

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ただし、「Simply Concept」用にメッシュが作り変えられるため、ディティールは潰れがちです。

四分割表示を活用すると良いかも

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全体的なプロポーションを確認しながらモデリングしたい場合、Blenderの四分割表示を活用すると便利です。

View→Area→Toggle Quad Viewで四分割表示に切り替えることができます。

※四分割表示は、アドオン関係無く、Blender標準の機能です。

 

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どの表示が良いか。というのは、好みの問題もありますが…

 

モデリングが終わったら

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「Simply Concept」でのモデリングが終わったら、通常のメッシュに変換します。

まずはオブジェクトを選択します。

個別のオブジェクトを選択したときは、オブジェクトの周りの「枠」を選択しましたが、今回はオブジェクトそのものを選択します。

 

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「Finish concept」をクリックします。

 

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すると、通常のメッシュに変換されます。

削り取り(Boolean Difference)は出来るか

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オブジェクトをくっつけることは出来ましたが、削り取ることは出来るのでしょうか。

Boolean機能を使えば、出来ることは出来ます。

 

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ですが、不安定なため使用をオススメしません。

パネルにも「Experimental(実験的)」や「Warning(注意)」といった注意書きが表示されています。Boolean機能は、まだ実用的なものでは無いようです。

最後に

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Simply Concept」を使ってみた感想としては、スカルプトモデリングの最初の段階である「大まかな形を作る段階」にちょうど良さそうだな。という印象です。

特に、有機的な形を作るときに良さそうですね。

一方で、「Simply Concept 1.1」は、前述のミラー機能やBoolean機能のように、まだ不具合が残っている状態ではあります。

便利なアドオンなので、ぜひ将来的な改善に期待したいところです。

 

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Simply Concept - Blender Market

というわけで今回は、「Simply Concept」の使い方とレビューの記事でした。

導入の際の参考になれば幸いです。

 

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